ナナカマドかどうか分かりませんが、紅い実を沢山つけた樹がありました。
20数年前、国際家具デザインコンペ関連のイベントに参加するため旭川を訪ねた時のこと、
バスの窓から紅い実をつけた街路樹が目につきました。地元の人にその樹の名を聞くと、
それはナナカマドで、名の由来は竃に7回焼べても燃えないからだと教えてくれました。
実際には7回焼くと良質の炭になる。という説が有力のようで、ナナカマドの炭は備長炭の
材料として火力も強く火持ちも良いので極上品とされているそうです。
最近は小春日和の穏やかな日が多いですが紅い実を見ると旭川でのことを思い出すと同時に、
いよいよ冬が近づいて来たなと感じます。