地元産トリオの卵かけご飯で紹介した横浜醤油は、横浜線大口駅近くの線路沿いにあります。
もう25年以上前のこと、友人と酒蔵巡りをしていた頃、東京にも醤油蔵があると聞き、
五日市(現あきる野市)の近藤醸造(キッコーゴ)を見学したことがあります。
最近、横浜にも醤油の醸造所があると知り、横浜醤油を訪ねました。
工場は小売りもしますと案内があるので、場内で声をかけると奥から御主人が作業の手を休めて登場。
以前、キッコーゴの蔵を訪ねたことがあることなど伝えると、横浜市内では、醪を熟成させる工程は
臭いが強いので新興の住民から苦情が出るようになり断念。
いまは全国の小規模の醤油屋が13社協同で岐阜の恵那に工場を造り、ここでは熟成の終わった
醪を運んで絞り加熱後、色、香、味を整えて瓶詰めする作業をしていることなど話してくれました。
日本は地域によって味の好みが多様です。醤油はその好みを支える代表的な調味料ですが、
想像以上にその風味が異なるので、好みの醤油に換えると箸が進みますね。