画像左の脚先は東京の某有名家具金物メーカーに相談し
簡易型で試作製造したものです。
ビスで固定するタイプで寸法が決まっており木部の寸法誤差に対応できません。
やや滑りやすい素材だったことと量産用の金型代が想定金額を
大きく上回っていたので採用は見送りです。
中央の脚先は同じメーカーでの押し出し型による試作品です。
接着で固定するつもりでしたが接着強度が補償されません。
さらに最少ロットが100キロメーターからとのこと。
これはアグラスツール約260,000台分に相当!!保管場所もありません。
当然没案ですが、世間の流通規模と自分のやろうとしていることとの差に愕然としました。
ほぼ開発を諦めかけていた頃、素材はオレフィン系エラストマーが適していること、
打ち込みの形状にするのが最適であること。
さらにその押し出し加工を500メーターから引き受けてくれる工場が東大阪にある。
との情報が入ったのです。
※オレフィン系エラストマー/熱可塑性の弾性体。軽量でリサイクルも可能。
耐老化、耐摩耗性に優れ家電や工業製品に広く使われている。