開発プロデューサーのT氏が私の意匠図面を元にDC社の事情に配慮して
アレンジした図面を描いてくれたのですが、両者にはかなり大きな隔たりがあります。
デザインの特徴の一つとして、ティッシュを逆さに配置して下から取り出すようにしてあります。
ボックスを逆さまにしてティッシュを取り出すと、ティッシュ自体の重さで千切れてしまい、
なかなか上手く取り出せません。
そこで、ティッシュを箱から一旦出して製品に納め、取り出し部分に傾斜とカーブを付けました。
しかしT氏は、ティッシュは箱入りのまま納めるのが絶対条件であると主張します。
他にもLEDランプの納め方、シェードとしてのティッシュに直接当てるのか、
間接的に当てるのか、本体は鉄板にするかアルミ板にするか等々、検討点が多数。
議論はなかなか妥協点が見いだせません。
製作を担当してもらう工場の意見も聞いて方向を決めることになりました。